強過ぎ!ソフトバンク 交流戦V早くもマジック10点灯

[ 2011年6月2日 06:00 ]

交流戦 ソフトバンク6―0中日

(6月1日 ヤフードーム)
 アクシデントをはね返した。ソフトバンクが12試合負けなしの10連勝で、交流戦優勝マジック10をともした。セ・リーグ6球団と総当たりしての不敗と強さは際立つ。「関係ない。あと半分、頑張りましょう」と秋山監督は慎重だったが、自然と笑みがこぼれていた。

 6回1死、井端のライナー性の打球が先発・和田の右足首付近を直撃。球団トレーナーに付き添われ、マウンドを降りる姿は痛々しかった。4安打無失点に抑えていた左腕の降板を、チーム一丸で乗り越えた。

 まずは、2番手で緊急登板した森福が好投。1回2/3を1安打無失点に抑えた。ブルペンでの準備は万全ではなかったが「打者に向かっていく気持ちを持って投げました」と17試合連続無失点を記録。ファルケンボーグ―金沢の完封リレーへとつないだ。

 2桁10安打した打線も負けていない。終盤の4得点で、和田に交流戦トップタイの通算20勝目となる今季4勝目をもたらした。チーム10連勝は05年以来、6年ぶり。2年ぶり3度目の交流戦制覇も現実的なところまできた。

 先制打と好リードで勝利に貢献した山崎は「あまり気にせず、目の前の試合を戦っていければいい」と周囲の期待にも泰然自若。チーム力を随所に発揮し、貯金は秋山監督就任後の最多に並ぶ17。チームに死角は見あたらない。

 ≪西武全勝でも勝率で及ばず≫ソフトバンクに交流戦優勝のマジック10が点灯した。ソフトバンクが残り12試合のうち10勝すると最終20勝2敗2分け(勝率・909)。マジック対象の西武は残り12試合に全勝でも21勝3敗(・875)でソフトバンクに勝率で及ばないため。

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2011年6月2日のニュース