長野12試合ぶり逆転2ラン!期待にでっかく応えた

[ 2011年6月1日 06:00 ]

<西・巨>西武に勝利し、ガッツポーズする巨人の沢村(左)と長野

交流戦 巨人4-1西武

(5月31日 西武D)
 連日の指揮官のカツが、逆転勝利を引き寄せた。1点を追う7回無死一塁で、巨人・長野が中堅右へ6号2ラン。プロ2年目、通算25本目で初の逆転弾を放ったヒーローだったが、笑顔も見せずダイヤモンドを1周した。

 「2打席目に監督に“真っすぐに振り負けるな”と言われた。いいところで結果を出せた」。打ったのは石井一の138キロ直球。4回1死三塁では同じ直球で右邪飛に倒れた。指揮官の奮起を促す熱い言葉。長野の逆転弾で打線が勢い付き、9試合ぶりに4得点を挙げ5月の勝ち越しも決めた。

 原監督は6試合連続2得点以下で引き分けた5月30日のロッテ戦(QVCマリン)後、「執念をもっと持つべき。コーチも“のほほん”とやっているのかと思う」と言い放った。この日の試合前ミーティングでは吉村打撃コーチが「執念を持っていこう!」と号令。その言葉に応えるように、6回2死二塁では古城が中島の三塁線の打球をダイビングキャッチを見せた。「(古城の)あのプレーが長野のホームランを呼んだ可能性はある」と原監督。「執念?そのへんを言っちゃうと、また余計なことを言っちゃうから。この辺で終わりましょう」。最後はほほ笑みを浮かべて会見を切り上げた。

続きを表示

2011年6月1日のニュース