松井 古巣戦で無安打…監督 打順降格も示唆

[ 2011年6月1日 06:00 ]

<アスレチックス・ヤンキース>二回、三邪飛に打ち取られる松井(ジュン鈴川通信員)

ア・リーグ アスレチックス0-5ヤンキース

(5月30日 オークランド)
 アスレチックスの松井は、古巣ヤンキースとの今季初対戦で3打数無安打に終わった。

 これまで対戦打率・313、2本塁打と相性の良かった38歳右腕コローンに5年ぶりの完封を許し「球も速かったし、コントロールも良かった」と脱帽。ただ、ボブ・ゲレン監督の会見では、地元メディアから2番バートン、5番松井ら不振の選手に関する質問が相次いだ。指揮官は「彼らは安定した打撃を見せていない。打線をいろいろ組み替えている」とし、打順降格についても「考えている」と話した。松井が今季6番で先発出場した3試合はいずれも左腕相手だったが、今後は対右腕でも下位打線に置かれる可能性が出てきた。松井と試合前に歓談したジーターは「野球だから悪い時期もある。まだまだ先は長いよ」と、親友の復調を心待ちにしていた。

 ≪戦没将兵記念日で特別仕様の帽子でプレー≫30日は、戦没将兵記念日(メモリアルデー=毎年5月の最終月曜日)で米国は祝日。選手たちは球団のロゴに星条旗をあしらった特別仕様の帽子をかぶってプレーした。「彼らのおかげでわれわれは安全に暮らせている。感謝の気持ちでいっぱいだ」とロイヤルズのネド・ヨースト監督。また各球場では黙とうなどさまざまな演出が行われ、アスレチックスでは将兵に敬意を表すため、クウェート駐留米軍と帽子を交換し、大半の選手が迷彩柄の軍服姿で練習。始球式では軍服を着用した投手のブレーデンが捕手役を務めた。

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