「いわき市の代表」東日本国際大が全国切符

[ 2011年6月1日 06:00 ]

代表決定戦 東日本国際大3―0石巻専大

(5月31日)
 東日本国際大、同大が、全日本大学野球選手権(7日開幕、神宮ほか)の出場権を獲得して出場全26校が出そろった。

 南東北大学リーグの東日本国際大は31日、ともに東日本大震災の被災地だった石巻専大を3―0で下して2季ぶり19度目の優勝。2年連続7度目の全日本大学選手権出場を決めた。同リーグは震災の影響で今季は通常のリーグ戦ではなく1部6校が2ブロックに分かれて総当たり戦を行い、各ブロックの1位同士が代表決定戦を実施した。仁藤雅之監督は「今年は福島県、いわき市の代表としてどうしても行きたかった」。自宅が福島第1原発に近い浪江町にある天野主将は、父・倍紀さん(51)が東京電力に勤務する。「浪江で希望を失っている人を勇気づけたい」と全国の舞台での活躍を見据えた。

 ▼石巻専大・酒井健志監督 野球ができるかどうかから始まって、あと一歩まで来られた。災害に負けたくはなかった。練習不足は言い訳にしたくない。石巻に朗報を届けたかった。

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2011年6月1日のニュース