城島、腰の張りで欠場も…本当の理由は?

[ 2011年5月27日 06:00 ]

交流戦 阪神1―4ロッテ

(5月26日 甲子園)
 阪神・城島健司捕手(35)が腰の張りを訴え26日のロッテ戦(甲子園)を欠場した。試合前練習も回避しクラブハウスで治療に専念した。

 試合前の段階では復帰までに3、4日かかる見込みだったが、病院に行く予定もなく、本人は28日楽天戦(Kスタ宮城)での復帰に意欲を見せた。試合後、吉田バッテリーコーチが明かした。

 「大丈夫じゃないかな。朝はしんどそうだったけどね。軽症でよかったよ。DHはないと思う。(捕手で)出る方向になると思う」

 真弓監督も「今のところはそういうこと」と登録抹消などの措置は取らないことを明かした。試合後、ベンチからクラブハウスへと続く通路に現れた城島は、状態を聞かれると「定期的に休んでいますから。腰ではないかもしれませんよ」と報道陣をけむに巻いた。さらに重症でないことも強調。「(ベンチスタートについて)戦略の部分ですから。ベンチに入っている以上は出るつもりでいました」。腰をかばうようにゆっくりと歩を進める姿を突っ込まれても「みなさんに合わせているだけですよ」と強気な姿勢を崩さなかった。

 13日ウエスタン・広島戦(甲子園)で大和が左肩を痛め離脱すると、15日・中日戦では鳥谷が右手人さし指の爪床を負傷。18日・オリックス戦(京セラドーム)では初回に平野が本塁突入の際に左足を打撲し2試合を欠場した。負の連鎖が止まらずに城島までも…とヒヤリとさせられたが、吉田コーチは「連戦だったしね。積極的休養ですよ」と説明。背番号2は「僕は逃げも隠れもしませんよ」と不敵な笑みを浮かべながら、クラブハウスへと消えていった。緊急事態のチームに正妻不在の危機は、ひとまず回避された。

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2011年5月27日のニュース