延長19回の珍事…勝ち投手は元ヤクルトの野手

[ 2011年5月27日 06:00 ]

レッズ戦の延長19回、それまで二塁を守っていたフィリーズのバルデスが9番手として登板し勝利投手に

ナ・リーグ フィリーズ5―4レッズ

(5月25日 フィラデルフィア)
 フィリーズが21選手を起用する総力戦で、6時間11分の死闘を制した。同点の延長19回1死満塁で、イバネスが中犠飛を放ちサヨナラ勝ち。メジャー最長記録の26イニング、試合時間8時間6分には及ばなかったが、午前1時19分に試合が決着し、チャーリー・マニエル監督は「あれだけ長い時間グラウンドにいたのだから、勝てて良かった」と笑顔を見せた。

 珍記録も飛び出した。投手を使い切ったフ軍は、延長19回に二塁を守っていたバルデスがメジャー初登板。08年にヤクルト(登録名ウィルソン)に在籍した33歳は、最速90マイル(約145キロ)を記録し中軸2人を打ち取るなど1回無安打無失点。野手が勝利を挙げるのは00年にロッキーズの控え捕手メイン以来11年ぶりとなり「ストライクを投げられてホッとしている」と喜んだ。

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2011年5月27日のニュース