ノリ 横浜の獲得電話に涙「自分自身に期待したい」

[ 2011年5月25日 06:00 ]

晴れやかな表情で横浜入団会見を行う中村

 表情は7カ月半のブランクを感じさせないほど、引き締まっていた。中村の横浜入団会見。「プロに入ってから状態は一番いい。自分自身に期待したい」。どん底からはい上がった男の気概がにじんでいた。

 プロ野球人生は、加地隆雄社長のラブコールで20年目に突入した。22日、携帯電話が鳴った。

 「ノリ。本気で野球やる気あるか?」

 「もちろんあります」

 「よし、じゃあみんな(球団)に(獲得を)言うぞ」

 昨年10月、楽天から戦力外通告。日米通算378発男は、西宮市内の施設で1人練習を続けながら待っていた。電話を切ると家族と泣いた。「お金なんか関係ない。横浜のために縁の下の力持ちになる」。背番号は楽天時代と同じ99に決まった。

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