名手ハンターまさかの落球 サヨナラ勝ちもイチローは複雑

[ 2011年5月20日 10:07 ]

9回裏2死三塁、マリナーズ・ペゲロが中堅の定位置付近に打ち上げた飛球を落球するエンゼルスの中堅手ハンター

 マリナーズは思わぬかたちでサヨナラ勝ちした。九回2死三塁、新人ペゲロが中堅の定位置付近に打ち上げた。この飛球をエンゼルスの中堅手ハンターが見失い、接戦はあっさり決着した。

 「見えないものは捕れないが何とかしないといけない。これまで何度か太陽で打球を見失ったことはある。でもそれで試合が決まったのは初めて」とハンターは話した。落下点には何とかたどり着いたが、ボールはグラブをかすめるように落ちた。どよめきと大歓声が球場を包んだ。

 ハンターは2009年まで9季連続でゴールドグラブを獲得した名手。ライバルの失敗にイチローは「敵だけど仲間みたいなところがちょっとある。それだけに最後のプレーにはいくつかの感情が出てくる」と複雑な思いを隠さなかった。

 (共同)

続きを表示

2011年5月20日のニュース