1番小笠原2安打、3番坂本V打!G連敗ストップ!

[ 2011年5月12日 20:49 ]

1回巨人1死三塁、坂本が左越えに先制の二塁打を放つ

セ・リーグ 巨人2―1横浜

(5月12日 東京D)
 プロ野球、巨人―横浜6回戦は12日、東京ドームで行われ、巨人が初回に坂本の適時二塁打などで奪った2点で逃げ切り、連敗を3で止めた。金刃が5回2/3を無失点で今季初勝利を挙げた。

 先発は巨人・金刃、横浜・山本の両左腕。3連敗中だった巨人は不振が続く小笠原を1番に、3番には坂本と打線を組み替えた。

 初回、横浜は1死一、二塁のチャンスに村田が投ゴロ、2死一、三塁からハーパーが右邪飛に倒れ、無得点。その裏、巨人は日本ハム時代の01年10月2日のロッテ戦以来の1番で出場した小笠原がいきなり左中間へ二塁打を放ち、1死後、プロ初のクリーンアップに入った3番・坂本が左越え二塁打。打線組み替えが的中して先制した。さらにラミレス凡退後、長野の中前適時打で2点目を挙げた。

 巨人先発・金刃は4回にも無死一、二塁のピンチを迎えるが、5~7番を打ち取り無失点に抑えた。5回は3者凡退で終え、勝利投手の権利を得た。

 6回、横浜は1死から金城(スレッジに代わり2回から出場)が右前打で出塁、金刃の暴投で二進した。村田は倒れたが、ハーパーが四球を選び一、二塁。ここで巨人ベンチは金刃をあきらめ西村にスイッチ。ところが西村は吉村に死球を与えついに満塁となった。横浜ベンチも勝負どころと見て一輝の代打に内藤を出したが、空振り三振。無得点に終わった。

 8回、横浜に絶好のチャンスが訪れる。巨人のマウンドは久保。金城、村田の連打で無死一、二塁。ここで前夜のヒーロー・ハーパーが右前打を放つ。谷が懸命のバックホームも送球がそれて金城ホームイン。1点差に迫った。続く吉村は三ゴロで、三走村田が突っ込んだが、三本間に挟まれ憤死した。一輝の代打・内藤は三振。続く細山田にも代打・藤田を送ったが、久保から代わったロメロが三振に斬って取り、何とか1点で抑えた。

 9回も1死から石川が死球で出塁。しかし渡辺が三ゴロで併殺に終わり、試合終了。巨人は5投手のリレーで1点差を守り連敗を脱出した。お立ち台には金刃と小笠原が立った。07年以来の先発勝利の金刃は「信じられない。何も考えず、腕を振ることだけを考えた投げた」と感無量の表情。また、1番で2安打の小笠原も「(1番は)懐かしい、新鮮な気持ち。今までの分、少しでも返していけたら」と話した。

 一方、横浜は5連勝でストップ。尾花監督は「あと1本がでなかった」と残念そうだった。

続きを表示

この記事のフォト

2011年5月12日のニュース