荒木「何とか俺が還すから」有言実行のタイムリー!

[ 2011年5月8日 20:24 ]

巨人を破り、ファンとタッチする中日・荒木(左から2人目)と川井

セ・リーグ 中日6-0巨人

(5月8日 ナゴヤドーム)
 前夜、3安打しながら好機で凡退した悔しさをバットに込め、中日の荒木が最下位転落の危機を救った。

 5回、先頭の野本、グスマンが出塁したが、続く谷繁が送れず1死一、二塁。ここで打席に向かう川井に、次打者の荒木が声を掛けた。「何とか俺が還すから」。発奮した川井が送りバントを決めた後、荒木が有言実行の2点適時打を放った。これが呼び水となり、この回に一挙5点を奪って勝負を決定付けた。

 最下位の横浜がサヨナラ勝ちしたため、巨人に敗れればチームは最下位に転落するところだった。「まったく知らなかった。川井が頑張っているから追加点が欲しかった」と荒木。経験豊富な1番打者に、勢いが戻ってきた。

 ▽森野(5回に2号2ラン)「1、2番のおかげ。久しぶりにいいスイングができた」

 ▽井端(5回に適時二塁打)「前の試合はふがいなかったので、いいところで打ててよかった」
 

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2011年5月8日のニュース