今季最多3犠打!小技徹底に西村監督“満足”

[ 2011年5月8日 06:00 ]

<オ・ロ>3回無死一塁、伊志嶺は投犠打を決める

パ・リーグ ロッテ5-3オリックス

(5月7日 ほっと神戸)
 ロッテは先頭打者が出塁した3度とも、送りバントで確実に二塁へ走者を進めた。初回と3、5回。今季チーム最多の1試合3犠打は、接戦をものにするための明確な意思の表れでもあった。

 試合前までチーム犠打14、犠打成功率・810はともにリーグ4位。リーグトップの打率を誇りながら、白星に結びつかない要因のひとつとなっていた。「つなぎの4番」サブローが右手薬指打撲で登録抹消されたこの日、井口が「選手会長が戻ってくるまでみんなでカバーしたい」と話すなどナインは打線のつながりをより意識していた。

 3、5回のバントがいずれも得点につながった伊志嶺は「自分の立場では小技ができないとダメ。9番に入っている意味を理解して上位につなげた」。この日の3犠打でシーズン116犠打ペース。日本一になった昨季(113)を上回るペースとなった。西村監督は「しっかりバントで送ってチャンスをつくることができた。チームとしてやるべきことをやれば点に結びつくということ」と手応えを話した。安打数は相手と同じ7。自慢の機動力を生かすために、個々がすべきこと。勝敗を分けるのは小技に対する意識の違いだ。 

 ▼ロッテ・マーフィー(5回1/3を3失点で2連勝)全体的に納得のいく投球ができた。阪急のユニホーム相手で、いつもと違った感じの中で投げられて楽しかった。

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2011年5月8日のニュース