“巨人キラー”能見 あの球団記録に挑戦

[ 2011年5月3日 11:08 ]

芝刈り機を背にキャッチボールする能見

 巨人戦7連勝中の阪神・能見篤史投手(31)が、偉大な記録に再び挑戦する。3日に3連戦の先陣を切って先発することが濃厚な左腕は2日、甲子園球場での投手指名練習に参加。久保とキャッチボールを行うなど軽快に体を動かした。

 前回の巨人戦(4月19日)では7者連続三振を奪うなど好投したが、降板後にチームが同点に追いつかれ勝敗はつかず。小林繁らの持つ対巨人8連勝の球団記録にリーチをかけた状況は続いており「(記録は)全然気にしていない」としながらも「チームが勝つように頑張ります」と気合を入れた。

 昨年5月2日の巨人戦で右足甲を骨折してから、この日でちょうど1年がたった。「右足がうずくんですよ、今日に限って。すごいですね、体って」。当時を思い起こすように、真剣な表情で足元を見つめた背番号14。東京ドームでの減灯ナイターについては「サインが見えれば問題ない」。巨人のエース・東野との投げ合いについても「投げるのはバッターだから関係ない」。チームを再び5割へと戻すため、能見は無心でマウンドに立つ。

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2011年5月3日のニュース