チェン 4日のヤクルト戦で今季初登板へ!

[ 2011年5月3日 06:00 ]

セ・リーグ 中日-ヤクルト

(5月4日 神宮)
 中日左のエースが出陣態勢だ。左内転筋を痛め出遅れていた中日のチェン投手(25)が4日のヤクルト戦(神宮)で今季初登板することが濃厚となった。4月19日からの3連戦で3連敗した鬼門突破に向け、頼もしい男が帰ってくる。

 「まだどこで投げるかわからないけど、初めてだから相手のことより自分のピッチングをしっかりとしたい」

 2日はナゴヤドームで練習した左腕が表情を引き締めた。2月の春季キャンプ中に左内転筋を痛め、ここまで慎重に調整を重ねてきた。2軍戦では3試合に登板し、計16回を5失点(自責3)。まだ復調途上だけにストレートの球威は「まだもうちょっとかな」と話すが「1軍のマウンドに立てば、気持ち的にも変わるかもしれない」と力を込めた。

 1日の試合で勝率5割に復帰したチームだが、苦手の神宮では今季3連敗。チェンも昨季1度だけ先発し、7回4安打3失点で敗れているだけに、もう負けられない。同じく出遅れていた右のエース・吉見は4月20日のヤクルト戦で復帰し、2戦1勝、防御率0・00と好投を続けている。連覇を狙う“投手王国”の役者が揃った。

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2011年5月3日のニュース