西武ようやく本拠地開幕…涌井 減灯下も無失点誓う

[ 2011年5月3日 06:00 ]

本拠地開幕の準備が進むなかマウンドの感触を確かめる西武の涌井

パ・リーグ 西武― ロッテ

(5月3日 西武D)
 西武の涌井が、減灯下での本拠地開幕戦となる、3日のロッテ戦(西武ドーム)で無失点投球を誓った。

 開幕から約3週間遠征続きだったが、ようやく慣れ親しんだマウンドへ。「ファンだけではなく、自分たちも待ち望んでいたこと。打者も自分も気持ちが入ると思います」とエースは決意を口にした。

 開幕戦でダルビッシュに投げ勝ったが、その後は連敗。ロッテ・成瀬とは4月19日の対戦(QVCマリン)で直接対決。7回2失点で敗れているだけに「この前は2点取られましたけど、粘れればホームなので大丈夫」と雪辱を期す。チームは4勝10敗1分けの最下位だが「投手が0に抑えられていないので。5月は気持ちを切り替えていければ」と、流れを変えるつもりだ。

 この日は球団が本拠地開催の節電対応について発表。照明や電光掲示板の電気使用量などを抑え、約25%の消費削減を目指す。晴天時のデーゲームでは無点灯での開催も検討している。仕切り直しの一戦。4月26日の今季初主催試合(皇子山)に続く、3度目の開幕投手として、涌井が先陣を切る。

 ≪西武ドームで地震対応訓練≫西武の球団職員や警備員、球場内の店舗の店員らを対象に、西武ドームで地震対応訓練が行われた。緊急地震速報が流れたことを想定し「西武ドームは安全な建物です。お近くの手すりや椅子につかまり、係員の指示に従って落ち着いて行動してください」などの場内アナウンスが流された。飯田則昭球団専務は「西武ドームは耐震構造ですので、地震の際にはドームの中が一番安全です」と説明した。

続きを表示

この記事のフォト

2011年5月3日のニュース