ヤクルト 草薙での振り替え開催「感謝」

[ 2011年4月27日 06:00 ]

<ヤ・巨>始球式を務めた川島はるなさん

セ・リーグ ヤクルト7-1巨人

(4月26日 静岡)
 ナイター自粛に伴う神宮から静岡・草薙での振り替え開催について、ヤクルトの川上良樹取締役兼営業本部副本部長は「静岡県、市、テレビ静岡さんに大変ご協力をいただいた」と感謝の意を示した。

 3月下旬の視察時には、内野スタンドを改装したばかりの同球場は選手ロッカーが間に合っていなかったが、今回の開催に合わせて緊急導入。チケットも巨人のルーキー・沢村が先発予定の28日は売り切れ間近だという。

 ≪原発から避難中 川島さん始球式≫日本サッカー協会のエリート選手養成校「JFAアカデミー福島」に所属するU―19の日本女子代表で、福島第1原発の事故で静岡県御殿場市のスポーツセンターに避難している川島はるなさん(18)が始球式を務めた。練習拠点だった「Jヴィレッジ」は原発事故収束のための前線基地。川島さんは「緊張しました。きのう30分くらいキャッチボールの練習をした」とホッとした様子で話した。

 ≪7・29福島での試合は「検討中」≫7月29日に福島県営あづま球場で予定される巨人戦開催について、新(あたらし)純生球団常務は検討中の方針を示した。福島市は福島第1原発から約60キロ離れており「開催自体はできる」としたが、「(現地の反応が)東北で試合をやってくれるのか、まだそういう状態にないのか。主催の福島テレビさんと慎重に話し合いをしています」と説明した。

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2011年4月27日のニュース