ダルビッシュ1000奪三振!ハム、首位奪回

[ 2011年4月26日 20:42 ]

ソフトバンク戦に先発した日本ハム・ダルビッシュ

パ・リーグ 日本ハム3-2ソフトバンク

(4月26日 札幌D)
 日本ハムが逃げ切り、ソフトバンクに代わって首位に立った。同点の6回に小谷野の中前適時打で勝ち越し、7回にも田中の左越え二塁打で1点を加えた。先発のダルビッシュは10三振を奪い、8回6安打2失点で2勝目。ソフトバンクは連勝が4で止まった。

 ダルビッシュVS和田と開幕投手同士の対決。初回、ソフトバンクは本多が失策で出塁したものの無得点。その裏の日本ハムは3者凡退。2回はともに初安打が出たものの無得点に終わった。

 試合が動いたのは3回。ソフトバンクは先頭・内川が四球で出塁。カブレラが中前打で続いて打席には復帰2戦目ながら好調の小久保。期待に応え小久保は左前に運び内川が還って1点先制した。

 しかし日本ハム打線も好調。その裏、先頭の陽が左越えに今季1号のソロを叩きこんですかさず同点に追いついた。陽は「1打席目(遊ゴロ)と同じ球種。真っ直ぐを狙っていって、スライダーにうまく反応して打てたと思う」と振り返った。この回は2死から稲葉が中前打を放ったが、追加点はならなかった。

 日本ハムは6回、先頭の陽が右前打で出塁。糸井が送ると4番小谷野が中前へ適時打で、陽が生還した。さらに稲葉に送りバントをさせる手堅い作戦だったが、ホフパワーが凡退し1点で終わった。

 日本ハムは7回に追加点。先頭・中田の中前打を足場に1番田中の左越え二塁打で1点を追加。ダルビッシュも乗ってきて、3―1と優位に試合を進めた。

 ソフトバンクも首位の意地がある。8回、松田が中前打で出塁。細川の代打・松中は打撃妨害で無死一、二塁。1番川崎はセーフティーバント、見事成功し何と無死満塁とダルビッシュは大ピンチだ。しかしここからがエースの真骨頂。まず本多を空振り三振に斬る。これが通算1000個目の三振。続く内川は二塁ゴロ。この間に三塁走者が還り3―2と1点差に迫る。しかしカブレラは空振り三振で、1点差までだった。

 9回は守護神・武田久がマウンドへ。小久保三ゴロ、多村遊飛、オーティズを中飛と3人で打ち取り試合終了。日本ハムは首位を奪回、ダルビッシュは今季初めて札幌ドームでの勝利。お立ち台でダルビッシュは首位について「ともかくこのカードを勝ち越したい。あす(27日)も勝ちましょう」と大きな声を札幌ドーム内に響かせた。

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