能見“相性バッチリ”敵地で13連勝狙う!

[ 2011年4月26日 06:00 ]

キャッチボールを行う能見

 井川超えでチーム乗せる!阪神・能見が26日の広島戦(マツダ)に先発。09年9月25日の中日戦から目下12連勝中の左腕が、お得意様のコイ封じに挑む。

 「チームが勝つのが一番。ピッチャーがしっかり抑えれば、勝つチャンスはありますから」

 6連戦の初戦を任されることに「週の頭は大事」とキッパリ。久保田、小林宏らの登板過多は明らかで、その分、能見は自身の置かれている立場を意気に感じた。

 「記録は気にしません。僕の中では終わってることですから」

 昨年の8勝0敗と合わせた不敗神話はまだまだ続くが、そんな周囲の喧噪(けんそう)は一切気にならない。何より大切なのは、チームの勝利。ただ、13連勝となれば、03年に井川が達成した12連勝を一つ上回ることになる。ましてやマツダスタジアムは09年の開場以来、6戦6勝。データ的にはプラス材料しか見当たらない。

 「修正点はいろいろありますけど、気持ちの面が一番大きいですかね」

 前回12日の対戦では7回途中3失点だったが、そこには開幕投手を務めているという見えない重圧もあった。一転、過度の緊張感から解き放たれた19日の巨人戦では7連続奪三振を含む7回1失点の快投を演じた。この日は甲子園での投手指名練習に参加。キャッチボール、ショートダッシュなどのメニューで汗を流した。

 「相手は気にしない」

 先発が予想される前田健との投げ合いも望むところ。最高の投手戦を演じる用意はできている。

続きを表示

2011年4月26日のニュース