90球中21球 斎藤「高校時代から投げていた得意球」解禁で2勝目

[ 2011年4月25日 08:10 ]

<楽・日>2勝目の斎藤佑(左)は最後を抑えた武田久からウイニングボールを受け取る

パ・リーグ 日本ハム5-3楽天

(4月24日 ほっと神戸)
  デビュー2連勝だ!日本ハムのドラフト1位・斎藤佑樹投手(22)は24日、楽天戦に先発し自己最長の6回を3失点。ソロ2発を含む8安打を浴びたが、要所ではフォークがさえ先発の役割をきっちり果たした。

 実は今月3日に楽天と行った慈善試合(札幌ドーム)ではフォークを1球も投げなかった。それがこの日は90球中21球と多投した。「フォークを投げるときはとにかく低めに投げることだけを意識している。空振りを取れたらラッキーだし、バットに当たっても内野ゴロになってくれたらいい」。18アウト中、内野ゴロが10個。3三振はいずれもフォークだった。
 4番・山崎に3安打されながら、松井稼、聖沢、鉄平の1~3番を完璧に封じ込んだのも、崩れなかった要因のひとつ。「1、2、3番が左打者だし、そこを抑えようとした」。前回の対戦では楽天打線に8安打を浴びたが、全てが左打者に痛打されたもの。同じ失敗を繰り返さないために「高校時代から投げていた得意球」であるフォークを解禁し、さらに内角へカットボールを駆使して打席の中で巧打者たちを踏み込ませなかった。

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