「もう少し勝負強さが…」残塁重ねもどかしい原監督

[ 2011年4月17日 06:00 ]

<広・巨>5回、右飛に倒れ悔しそうな表情を見せる小笠原

セ・リーグ 巨人2―4広島

(4月16日 マツダ)
 ズボンの後ろポケットに両手を入れた巨人の原監督が、移動のバスに歩を進めた。2桁10安打もわずか2得点で今季初黒星。うつむいて歩く背中に、もどかしさがにじんだ。

 「全体的に調子は悪くないけど、もう少し勝負強さというところが加わらないといけないよね」。2点を追う3回から6回まで全て得点圏に走者を進めながら、6残塁を重ね無得点。決定打不足が響いた。5回無死一、二塁では2番・脇谷が強攻も一直併殺。「送りバントという選択もあったでしょうけど、あそこは強攻。紙一重というところで取れないということ」と原監督。2000本安打まであと7本と迫った小笠原も3、5回は同じ2死二塁で中飛、右飛。4打数無安打で足踏みし「あしたまた頑張りましょう」と切り替えるしかなかった。

 ラミレスの2号3ランで初回に先制した前日も追加点が奪えず9回引き分け。先発・グライシンガーの2回4失点KOもあったが2戦連続で勝ちきれなかった。原監督は「リズムがね。打線も切り替えることができずになんとなく行ってしまった」と連勝ストップに歯切れが悪かった。

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2011年4月17日のニュース