横浜1444日ぶり首位!9回2死から粘って追いついた

[ 2011年4月17日 06:00 ]

<ヤ・横>9回2死一、三塁、石川が中前に同点適時打を放ち、大喜びの横浜ベンチ

セ・リーグ 横浜6―6ヤクルト

(4月16日 神宮)
 横浜の守護神・山口が9回2死一、三塁のピンチを切り抜けると、横浜ベンチから何度も「ヨッシャー!」と雄叫びが上がった。

 3時間30分を過ぎて新しい延長回に入らない新ルールの今季2度目の適用によるドロー。終盤の粘り腰で追いつき、ベンチ入り野手を全員使い切った尾花監督は「面白い試合やった。最後まで諦めずによく粘ってくれたね。(雰囲気は)最高。これが今年のベイスターズです」と興奮気味に振り返った。

 7回を終え4点のビハインド。だが、8回に3点を返すと9回は難敵・林昌勇(イムチャンヨン)に襲いかかり、2死一、三塁から石川が同点中前打。「ベンチのみんなが応援してくれていたし、みんなが打たせてくれた。食らいつきました」と笑みを浮かべた。

 2回に失策絡みで2点先制され、攻撃では5併殺。それでもベンチも選手も最後まで積極的な姿勢を失わなかった。1点を追う9回無死一塁でもバントではなく、強攻策で吉村が中前打でつないだ。「(5併殺は)その結果だから。怖がっていたら攻撃できない」と指揮官。ナイターで巨人が敗れたため、阪神と同率ながら07年5月3日以来、1444日ぶりに首位に立った。今年の横浜はひと味違う。

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2011年4月17日のニュース