糸井弾で今季初勝利!梨田監督「長かった…」

[ 2011年4月16日 06:00 ]

<日・ロ>初回2ランを放ち、笑顔でハイタッチする糸井(手前)

セ・リーグ 日本ハム4―1ロッテ

(4月15日 札幌D)
 会心の打球ではない。バットの先っぽだった。それでも日本ハム・糸井の気持ちが打球に乗り移った。初回1死二塁でバックスクリーン右に運んだ一撃で、開幕3戦目でチームに初めて先制点をもたらした。

 「打った瞬間は微妙と思ったがバットを振り切れていたので入ってくれた」。3回にも左犠飛を放ち、試合の主導権を渡さなかった。そんなヒーローも「テレビで被災地を見ると本当に心が痛い。人ごとではない」。

 95年の阪神大震災のときは京都に住む中学生だったが、そのときの恐怖は今でも忘れない。だからこそ野球をできる喜びをあらためてかみしめている。梨田監督は「長かった。一つ勝つのは大変だよ」と安どの息を吐き出した。

 ▼日本ハム・中田(開幕から3試合11打数無安打)感触は全て良かった。チームが1勝して勢いづくだろうから、それに合わせていきたい。早く自分も開幕したいです。

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2011年4月16日のニュース