由規6回10Kも…ラミ、由伸の連弾などで3―0巨人連勝

[ 2011年4月13日 18:22 ]

4回、本塁打を放ち内海(左)に迎えられる巨人・高橋

セ・リーグ 巨人3―0ヤクルト

(4月13日 北九州)
 プロ野球、巨人―ヤクルト2回戦は13日、北九州市民球場で行われ、巨人は内海、ヤクルトは由規が先発した。

 初回、内海は3者凡退、2回は2死から四球と左前打で一、二塁のピンチを招いたが、無失点で切り抜けた。

 一方、由規は初回、先頭の坂本を三振、続く脇谷に左二塁打を許したものの、小笠原、ラミレスを連続三振。2回も2死から失策で走者を出したものの、アウトはすべて三振で奪った。3回も小笠原から三振を奪い、ここまで計7奪三振。

 しかし4回、ここまで抑えられていた巨人打線が火を噴いた。先頭打者のラミレスが左翼席に豪快一発。5番・高橋も左方向に連弾を放ち2―0と先行。5回にも小笠原の二塁打で追加点、3―0と優位に立った。

 由規は6回まで3失点ながら10奪三振。しかし7回の攻撃で代打を出されて交代した。一方の内海は毎回のように走者を出しながらも持ちこたえてきたが、8回に青木、田中の連打で無死一、二塁。浜中、ホワイトセルをともに中飛で打ち取ったところで久保に交代。完封はお預けとなった。

 巨人はその後、久保、山口とつなぎ、9回2死一、三塁のピンチもあったが、山口が抑えて快勝。開幕カード連勝と最高のスタートとなった。

 お立ち台に立った内海は「今季は投手で勝ったというシーズンにしたいと思っているので、こういう試合を増やしたい。きょうのピッチングで(被災地の方に)元気、勇気を与えられたらと思う」と話した。また、原監督は内海について「加藤のリードも強気でよかった。投打ともにいいところが出た2試合。ナイスゲーム」と笑顔だった。

 ▼巨人・ラミレス 打ったのはスライダー。先取点が欲しい中、今シーズン初HR、初打点をあげられたことが良かった。今回のメッセージ【We Are One頑張ろう日本】、メッセージを通して日本を少しでも元気づけられたらいいなと思う。(先制ソロを放ち)

 ▼巨人・高橋 今年から新球になったことと、弾道が低かったのでスタンドまで届くかどうかわからず全力疾走した。早い時期に1本出て安心した。(2点目のソロ本塁打)

 ▼巨人・小笠原 ワキ(脇谷)がよく走ってくれた。(今季初安打に)正直、少しほっとした。この2試合でチャンスを潰していたのでこれからは少しでもランナーを還せるようにしていかなければいけない。(3点目の適時二塁打)

 ▼ヤクルト・由規 自分としての開幕だったので、いつも以上に緊張した所もあって力みが出た。悪いながらに粘れたが、打たれた2本とも甘く慎重さに欠けていた。(6回10Kも3失点敗戦投手)

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