松井 繰り上がり 初の4番で1号「ラッキーだった」

[ 2011年4月11日 09:56 ]

ツインズ戦の4回、移籍後初本塁打を放つアスレチックス・松井

アスレチックス5―3ツインズ

(4月10日 ミネアポリス)
 高めの球をひっぱたいた。すべてがそろった松井の会心の一撃は大きな弧を描き、アスレチックス移籍後初本塁打となった。

 「チェンジアップが高めに浮いた。ラッキーだった」と謙虚に振り返ったが、メジャーでは自身最も遅い出場8試合目での初アーチに「1本出ると多少落ち着く」と口元が自然とほころんだ。

 四回無死からの先制アーチになった。前の打席で空振り三振に倒れたのと同じ球種。その軌道が頭に残っていた上に、甘く入ってきた。柵越えは試合前の練習から連発していた。それをうれしそうに見詰めたゲレン監督が、打ち終えた松井に「ボール代として、ロッカーに小切手を置いておけよ」と声を掛けたほどだ。

 前夜は絶好機で三振に倒れた。クリスプが休養したこの日は初めて4番に繰り上がり、六回の鋭い中前打と合わせ、チームを開幕3カード目で初の勝ち越しに導いた。(共同)

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