沢村 対外試合初失点!加藤と初バッテリーで課題

[ 2011年4月9日 06:00 ]

<練習試合 横・巨>3回2死一塁、横浜の村田に2点本塁打を打たれる巨人の沢村

練習試合 巨人6―6横浜

(4月8日 横浜)
 登板後の表情には悔しさがにじみ出ていた。巨人のドラフト1位右腕、沢村(中大)が開幕前最後の実戦登板で4回を5安打3失点。3回に村田に2ラン、4回には投手の須田に適時二塁打を浴び、対外試合では5戦目にして初の自責点。「(3四球と)制球が悪くて修正しようと思ったが、悪い方向にいった。力のなさを感じる」と険しい表情を浮かべた。

 沢村にとって絶大な信頼を置く中大の先輩であり、正捕手の阿部が右ふくらはぎ負傷で戦線離脱。この日は対外試合で初めて加藤とバッテリーを組んだ。

 当然、配球も変わる。阿部と組んだ2日の中日との慈善試合(ナゴヤドーム)では82球中約半分の44球が直球だったが、加藤は「直球で空振り、ファウルが取れる」とこの日は69球中51球と直球の割合が7割以上を占めた。

 だが、沢村が要求に応えられない。「威力にも欠けるし、バランス、制球力も全て悪かった」と振り返るように村田、須田に痛打されたのは初球。いずれも内角の要求が真ん中に入った。

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2011年4月9日のニュース