西村監督 千葉の被災地で子供らに連続日本一約束

[ 2011年4月9日 06:00 ]

被災地となった千葉県旭市の飯岡小学校を訪れこの日、入学式を迎えた新1年生にコアラのマーチを手渡すロッテの西村監督

 ロッテの西村監督らが8日、東日本大震災で被害を受けた千葉県旭市と浦安市の小中学校計8校を訪問。震災後初めて、被災地の子供たちを激励した。

 西村監督、選手会長のサブロー、福浦らは被災者が避難している旭市の飯岡小へ。体育館で281人の児童に声を掛けながら、持参したサイン入りの菓子を手渡した。サブローは「(津波で)家が流されたと聞いて心が痛む。でも、子供たちは被害に遭っても笑顔があるし、逆にパワーをもらった」とかみしめるように話した。津波によって同市では死者13人、行方不明者2人を出し、今も約230人が避難生活を送る。その中、選手とキャッチボールで交流した近藤晴哉くん(11)は「楽しみできのうは眠れなかった。頑張ろうという気持ちになった」と目を輝かせた。

 西村監督は「仲間を信じて、いろいろな大変さを乗り越えましょう。絶対に優勝して、皆さんに希望を与えたい」と連続日本一を約束。子供たちの笑顔を胸に刻み、シーズンを迎える。

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2011年4月9日のニュース