星野監督が避難所訪問「遅くなってごめんなさい」

[ 2011年4月7日 18:13 ]

避難所を訪れ、子どもたちと握手し激励する楽天の星野監督。右端は田淵ヘッドコーチ

 プロ野球楽天の星野仙一監督や岩隈久志、田中将大両投手ら主力27選手が7日、東日本大震災の発生後初めて本拠地の仙台市に戻った。星野監督は到着後、田淵幸一ヘッドコーチらと避難所となっている仙台市若林区の中学校を訪問した。

 避難所で、星野監督は「遅くなってごめんなさい。頑張れとは言いたくない。耐えれば必ず強い人間になれる。(シーズンでは)皆さんに喜んでもらえる報告をしたい」とあいさつし、それぞれが被災者と握手をしたり、サインに応じたりしていた。

 チームはこの日、兵庫県西宮市の甲子園球場で練習後、大阪(伊丹)空港を出発。山形空港からバスで仙台へ向かった。仙台市宮城野区の日本製紙クリネックススタジアム宮城に到着した選手はスタッフに出迎えられ、ほっとした表情だった。

 8日は星野監督と選手が4グループに分かれて5市町の避難所を訪問する予定。同日夜に千葉へ移動し、12日の開幕に備える。

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