兄に続き次男も涙…浦和学院“父子鷹”初戦で散る

[ 2011年3月28日 06:00 ]

<鹿児島実・浦和学院>初戦敗退に肩を落とす浦和学院・森士監督(右)と森光司捕手(右から二人目)

第83回選抜高校野球 浦和学院3-5鹿児島実

(3月27日 甲子園)
 昨秋の関東大会王者・浦和学院が初戦で敗れた。九州大会優勝の鹿児島実に3―5で逆転負けした森士(おさむ)監督は「なかなか自分たちのペースに持ち込めなかった。特にバッテリーが落ち着いてできなかった」と振り返った。

 捕手は指揮官の次男・光司。08年の長男・大(早大3年)に続く父子鷹出場だったが、2年生エースの佐藤をリードしきれず3暴投に捕逸も記録。打席でも3打数無安打に終わった。兄も初戦で敗れたとあって、光司は「兄には絶対に勝ってくると言ってきたのに、1勝をプレゼントできなくて悔しい」と肩を落とした。中学時代は主に投手を務めていたが、父の勧めもあって高校入学後に捕手転向。自宅に持ち帰ったスコアブックを2人で反省したりとマンツーマンの指導を受けてきたが勝利にはつながらず「序盤に浮ついてしまって悔いが残ります。夏また来たい」と雪辱を誓った。

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2011年3月28日のニュース