鹿児島実・揚村、逆転打「ご飯我慢して良かった」

[ 2011年3月28日 06:00 ]

<鹿児島実・浦和学院>5回無死満塁、鹿児島実・揚村は左前に逆転の2点適時打を放つ

第83回選抜高校野球 鹿児島実5-3浦和学院

(3月27日 甲子園)
 鹿児島実は1点を追う5回に5番・揚村が無死満塁から左前へ逆転2点打。「(相手は)緩急を使う。速い球の後に緩い球が来る」と甘く入ったカーブを狙い打った。

 昨年11月、明治神宮大会決勝で日大三に敗れたことで一念発起。1日9杯食べていたご飯を3杯に減らすなどして約10キロの減量に成功。85キロの体で切れのあるスイングに変わった。チーム全体でも冬場に1・3キロのバットを振り込んで打力をつけた。昨夏甲子園も11打数6安打だった揚村は「黒土で球が良く見える。ご飯を我慢して良かった!」と会心の笑みをこぼした。

 ▼ソフトバンク・杉内(鹿児島実99年卒) 野田は去年の夏は打たれたけど、直球に切れがあるし、いいピッチャーですよね。浦和学院に勝ったのは大きい。頑張ってほしい。

 ≪九州勢4校18年ぶり突破≫鹿児島実が勝ち、九州勢は九州国際大付、波佐見、九州学院と合わせ出場4校が初戦を突破した。九州勢(沖縄含む)の出場全校初戦突破は93年(東筑紫学園、長崎日大、鹿児島実、鹿児島商工)以来18年ぶり。4校以上の初戦突破も同年以来で2度目となった。

続きを表示

2011年3月28日のニュース