新井、心身疲労で…16打席音なしも「大丈夫」

[ 2011年3月24日 06:00 ]

7回、3打席連続三振に倒れ、元気なくベンチに戻る新井(右)に金本も心配げな表情

練習試合 阪神1-6広島

(3月23日 マツダスタジアム)
 阪神・新井は「大丈夫」と5度、繰り返した。「大丈夫。大丈夫でしょう。問題ないです」。3打席連続三振。2回は外角の変化球に空を切り、4回は内角球に対して中途半端な形でバットが回った。抑えられたのは前田健だけではない。上野と対した7回は外角の変化球に手が出なかった。

 選手会長として開幕問題の矢面に立ったのは今月15日。16日のオリックスとの実戦的合同練習の第1打席で記録した中前適時打を最後に実戦打席では16打席にわたって快音が響かない。

 12球団所属選手の様々な意見を取りまとめ、NPB側と協議。21日には札幌から東京へ移動し、翌22日に文科省などを来庁。夕方に一時帰阪後、夜に広島へ入る強行軍もこなした。周囲が心配する心身の疲労に本人は首を振る。「それとこれとは別にしてやっていますから」。選手会長と猛虎4番。2つの大役が一身にのしかかる。

 「開幕へ向けてやっていますから。大丈夫ですよ」。気丈な顔つきは絶対に崩さない。「気合が入ってくれば大丈夫やろう」。4番指名した真弓監督も揺るがない信頼を寄せていた。

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2011年3月24日のニュース