能見23日先発へ 城島女房役に“予行演習” 

[ 2011年3月23日 06:00 ]

入念にキャッチボールする能見

 左のエースがジョーと最終チェックだ。23日の広島との実戦形式の合同練習(マツダ)に先発する阪神・能見篤史投手(31)は22日、甲子園球場の室内練習場で調整。キャッチボール、ダッシュなどで汗を流した左腕にとって、開幕が29日のままなら、広島戦はシーズン前最後の調整の場になる。「真っすぐというよりも、フォームやね」とテーマを掲げた。

 昨年11月9日に左膝を手術した正捕手・城島も、23日の広島戦ではマスクをかぶる。今季はまだブルペンでも能見のボールを受けたことはなく、貴重な舞台になることは間違いない。能見は「去年も受けてもらったし、いいでしょ」と話したが、「受けてないピッチャーは受けていかないとね」と城島。ジョー自身が23日に登板する投手のボールを受けたいという願望を持ってのマスク、しかも同じセ・リーグのチームだけにシーズンの格好の予行演習になる。

 キャンプから下半身をいじめぬいてきたが、「疲れはだいぶ(取れてきた)ね」と能見。右のエース・久保は、前日(21日)の日本ハム戦でオープン戦での無失点イニングを15にのばした。能見は17日のオリックス戦で2失点。最後の実戦は、ゼロで締めてみせる。

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2011年3月23日のニュース