水城&光星 被災の地元へ全力プレーを誓う

[ 2011年3月23日 06:00 ]

黙とうする球児たち

選抜高校野球

 東日本大震災でともに地元が被災し、25日の1回戦で対戦する水城(茨城)と光星学院(青森)も開会式リハーサルで元気な姿を披露した。監督対談では水城・橋本実監督が「真剣に戦う姿を見せることがわれわれの責任」として、光星学院・仲井宗基監督も「野球のプレーで勇気づけたりすることは簡単ではない。一生懸命ひたむきに頑張るしかない」と話した。

 水城は校舎にひびが入るなどの被害を受けており、橋本監督は「生徒の中には家が倒壊した子もいる。どれくらい応援に来られるか分からない」。光星学院も大人数の応援団は来られないため、学校の体育館に大型スクリーンを設置して地元で声援する予定だが、注目の2年生スラッガー田村は「青森の人の分まで頑張りたい」と地元へ贈る白星を誓った。

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2011年3月23日のニュース