「被災者を思って歩いた」東北高にスタンドから拍手

[ 2011年3月22日 12:58 ]

選抜高校野球大会開会式のリハーサルで、マウンド方向へ向かう東北高ナインら
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 22日に兵庫県西宮市の甲子園球場で行われた選抜高校野球大会の開会式リハーサルで、東日本大震災の被災地にある東北高(宮城)や光星学院高(青森)などが「聖地」のグラウンドを踏み締めた。

 避難所でボランティア活動を精力的に行い、大会開催が決定した翌日の19日に大阪に到着した東北高にはスタンドから拍手が送られた。「被災地のことを一瞬でも忘れてはいけない。そこにいる人を思って歩いた」と上村健人主将は真剣なまなざしで話した。

 光星学院高も外野からマウンド方向へ力強く前進した。川上竜平主将は「開幕に気持ちが高まっているし、(チームが)一つになっている」。水城高(茨城)の飛田知希主将も「たくさんの方々に勇気を与えられるよう準備したい」と語った。

 甲子園に初出場する大館鳳鳴高(秋田)の小貫慧太主将は「(本番では)元気よく行進したい」と初々しい表情だった。

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