3連続Kと4失点 広島新人左腕に明暗くっきり

[ 2011年3月20日 11:32 ]

<オ・広>岩見は1イニングを3者連続三振にしとめる

オープン戦 広島0-8オリックス

(わかさスタジアム京都)
 広島期待の新人左腕が明暗を分けた。8回から登板したドラフト3位・岩見(大阪ガス)が3者連続三振で1回無失点。対照的に2番手として6回からマウンドに上がった同2位・中村恭(富士大)は押し出し四球を含む5四球を与えるなど、1死しか取れずに4失点と大乱調だった。

 大量点差でも、岩見は集中力を欠かさなかった。まずは代打・荒金を外角直球で空振り三振にしとめると、坂口、駿太もそれぞれ、外角直球で空振り三振。「ずっと球が対角線にいかなかったが、きょうはしっかりと投げ切れた」。今月13日のソフトバンクとの試合形式の合同練習では1/3回で4失点KOだっただけに、胸を張ると同時にホッとした表情だった。

 不安定な投球で実戦7試合、9イニング目で初失点の中村恭は「全部悪かったです」と肩を落とした。1軍枠をめぐる熱い戦いは開幕まで続いていく。

続きを表示

2011年3月20日のニュース