地元八戸は被災…光星・仲井監督、胸中複雑

[ 2011年3月19日 06:00 ]

センバツ開催が決まり、複雑な心境を語る光星学院・仲井監督(右から2人目)

選抜高校野球

(3月23日 甲子園)
 吹田市の宿舎で会見した光星学院・仲井宗基監督の表情は終始硬いまま。「今こうやって目の前に温かいご飯がある。好きな時に風呂に入れる。好きな野球もやれる」。ナインに話した仲井監督は「われわれが住んでいるところ、遠征に行った宮城県や福島県が大変なことになっている。それを感じられないと人間じゃない」と続けた。夕食を終えたナインは宿舎横の駐車場で黙々と素振りを始めた。

 学校がある青森県八戸市が被災。学生の安全確保と交通事情などを考慮して応援団はアルプススタンドに来られない。それでも、同じく被災した水城との対戦に川上主将は「どちらも最高のプレーをして、地元の人たちを勇気づけられるような試合をしたい」と言葉に力を込めた。

続きを表示

この記事のフォト

2011年3月19日のニュース