セ 一転開幕延期も!19日に臨時の理事会で協議

[ 2011年3月19日 00:10 ]

 プロ野球セ・リーグが公式戦の開幕日を予定通りの25日から一転、延期する可能性があることが18日、関係者への取材で分かった。文部科学省のナイター自粛要請を受けて、巨人、ヤクルト、横浜の代表者が協議し、19日に東京都内で臨時理事会を開いて日程を再検討することになった。

 文科省は日本野球機構(NPB)に18日、東京電力と東北電力の管内でナイターを実施しないよう、強く求めた。東日本大震災の影響で両管内では計画停電が実施されている。開幕戦は東京ドームで巨人―横浜、神宮球場でヤクルト―阪神がナイターで組まれている。

 文科省幹部は「大規模停電の恐れさえある中でのナイター開催は現実的でない」と指摘した。鈴木寛副大臣名での文書は、両管内で試合自体の開催を避けることも要請した。

 意見を集約した選手会の新井貴浩会長(阪神)は「選手会の総意として開幕を延期すべきだ。ナイターで開幕することは大きな疑問」という見解を示した。

 蓮舫節電啓発担当相も短文投稿サイト「ツイッター」で「厳しい電力需要に鑑み開催時間、地域への配慮をしていただくようにNPBへ要請した」と明かした。

 NPBはパ・リーグの公式戦開幕を4月12日に延期する一方、セは25日に開幕することを17日に決めた。

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2011年3月19日のニュース