プロ野球、資金難などで年金制度解散を決定

[ 2011年3月15日 20:48 ]

 プロ野球の年金運営委員会は15日、東京都内で開かれ、選手、監督、コーチ、審判員を対象に1964年に創設した年金制度の解散を決定した。資金難などが理由。

 適格退職年金制度が来年3月末に廃止されることで税制優遇がなくなった。5・5%の給付利率を約束していた年金資産の運用も約52億円の積み立て不足に陥っている。

 制度維持への年9億円近い資金が必要となるが、日本野球機構(NPB)は赤字決算が続いており、存続は困難だった。

 NPBはOB、現役選手に説明会を実施。加入者には現有の年金資産に13億円を加えた約74億円を解散資金にして分配する計画を示していた。

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2011年3月15日のニュース