選抜出場校の主将交流会 硬い表情で黙とう

[ 2011年3月14日 19:24 ]

 第83回選抜高校野球大会出場校の主将が集まって交流する「キャプテントーク」が14日、毎日新聞大阪本社(大阪市北区)で開かれた。東日本大震災の影響で、東北高(宮城)と水城高(茨城)の両主将は欠席。冒頭では全員が起立し、黙とうをささげた。

 和やかな雰囲気の例年とは異なり、今年は各校の主将とも一様に硬い表情。大震災の被害を受けた東北や関東の高校の主将が停電で練習ができなかったことや、交通網の乱れなどで大阪入りが遅れたことを報告した。

 練習地の沖縄から直接大阪入りした光星学院高(青森)の川上竜平主将は「いつもランニングしていた道で車や建物が流されていた」と心配そうな表情。

 仙台市に親戚が住んでいるという大館鳳鳴高(秋田)の小貫慧太主将は「詳しい情報が分からないままこっちに来た」と沈痛な面持ちながらも、「被災者を勇気づけられるプレーをしたい」と言葉に力を込めた。

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2011年3月14日のニュース