オープン戦が再開も首都圏では9試合中止

[ 2011年3月14日 17:43 ]

 プロ野球は14日、東日本大震災発生後初めてとなるオープン戦、巨人―阪神が岐阜長良川球場で行われた。本拠地のある宮城県が被災した楽天は横浜スタジアムで横浜と震災後初めての実戦となる試合形式の合同練習を行った。

 中日は17日から20日までナゴヤドームで予定されている4試合をチャリティー試合として開催すると発表した。

 一方で、節電などを理由に首都圏での9試合の中止が決まった。ヤクルトは16、17日の神宮球場での2試合、ロッテは17、18日のQVCマリンフィールドでの2試合、日本ハムは16日の鎌ケ谷スタジアムでの1試合、横浜は16日から19日までの横浜スタジアムでの4試合を中止とした。横浜はこれで開幕まで予定されていたすべてのオープン戦が中止となった。

 計画停電の影響から西武は練習を中止。ロッテは全選手になるべく自宅から出ないように通達を出した。西武の選手会は練習後に西武ドームで募金活動を計画していたが、首都圏の電車が運休していることから中止を決めた。中日は谷繁が義援金として200万円を送ると発表した。

 巨人は15日に六大学リーグの早大と、ロッテは18日に関西学生リーグ、同大と予定していた交流試合を中止した。

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2011年3月14日のニュース