巨人、チャリティーで震災後初のオープン戦

[ 2011年3月14日 06:00 ]

合同練習前に話し込む阪神・真弓監督(左)と巨人・原監督

東日本大震災

 巨人は14日、阪神とのオープン戦(岐阜)を予定通り開催することを決めた。被災地支援試合とし、収益の一部を寄付する。震災後、初めて開催されるプロ野球のオープン戦は被災地へのエールとなる。

 無観客の甲子園で行われた実戦的合同練習終了後、桃井恒和球団社長が開催決断の理由を説明した。「被災地を支援する試合として、やろうということです。細かいところまでは決めていないが、収益は被災地に寄付する。いわゆる支援試合です」。清武英利球団代表を含め阪神側と協議した上で震源から離れており、ファンの安全も確保できると判断した。震災の傷跡は深く、開催に賛否があることも承知している。それでも桃井社長は「プロ野球の球団としてこういう時に試合をお見せするのも使命の一つだと思います」とした。

 甲子園を後にした原監督以下ナインは、岐阜へバスで移動。選手会長の内海は「いろいろあるとは思いますけど、僕たちは野球をすることしかできない。それで元気になってもらえればいい」と複雑な心境ながらも前向きに話した。

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2011年3月14日のニュース