箕島率いて甲子園春夏連覇 尾藤公さん死去…68歳

[ 2011年3月6日 10:06 ]

箕島高監督として4度の甲子園制覇を果たした尾藤公さん

 高校野球の和歌山・箕島高監督として1979年春夏の甲子園大会連覇を果たした尾藤公(びとう・ただし)氏が6日午前3時37分、ぼうこう移行上皮がんのため和歌山市内の病院で死去した。68歳。和歌山県出身。葬儀・告別式は9日正午から有田市箕島65の1、フューネラル有浄会館で。喪主は長男強(つよし)氏。

 66年に監督就任。79年に史上3校目の春夏連覇を達成するなど春3度、夏1度、甲子園大会を制覇。春夏合わせて14度甲子園に出場し、ベンチで選手を笑顔で見守る「尾藤スマイル」は有名だった。79年夏の3回戦、石川・星稜高との延長18回の激闘は今も語り継がれる。元西武監督の東尾修氏ら多くの教え子がプロへ進んだ。

 95年夏に監督を退いてからは、日本高野連の技術・振興委員長を務めるなど高校野球の発展に尽力したが、近年は闘病生活が続いた。日本高野連常任理事。

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