憲伸 背水キャンプも日本復帰「全く考えてない」

[ 2011年3月4日 06:00 ]

厳しい表情で投球練習を行う川上憲伸

 ビザ更新遅れのため国内で調整していたブレーブス傘下2Aの川上が2日(日本時間3日)、招待選手としてメジャーキャンプに合流。メジャー昇格の前提となる40人枠から外れているが、あくまで米球界でのプレーにこだわる姿勢を示した。

 約2週間遅れで合流した川上は、早速ブルペンで変化球を交えて27球。昨季は1勝(10敗)に終わっただけに「まずはボールの勢いを取り戻したい」と話した。ブ軍の先発枠は4人が当確。5人目は若手2人が争っている状況で、川上が割り込むチャンスは皆無に等しく、現状ではトレード要員となっている。そんな状況を理解した上で、日本球界復帰については「ダメなら日本で、というのは、日本の野球が凄く落ちているようなとらえ方。そんなことは全く考えてない」と断言した。

 フランク・レンGMは「チームは若手に移行している。現時点では、その若手たちが憲伸より上」としながらも「オープン戦で何回か投げる。いいパフォーマンスをすれば、他のチームに入るチャンスは出てくる」と登板機会を約束した。3年契約最終年の右腕再生へ、ブ軍もバックアップ態勢を敷く。

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2011年3月4日のニュース