杉内、久保ともに順調!ともに4回無失点

[ 2011年3月3日 20:56 ]

阪神戦に先発したソフトバンクの杉内

オープン戦 ソフトバンク0―0阪神

(3月3日 ヤフードーム)
 両軍の開幕投手候補が順調な仕上がりを披露した。ソフトバンクの杉内はスライダーの制球が良く、4回2安打無失点。阪神の久保は4回無失点で三振を五つ奪った。救援の小林宏、藤川はともにオープン戦初登板で1回無失点だった。

 ソフトバンクの杉内はオープン戦2度目の登板。開幕投手最有力の左腕は「完璧ではないけど、もう少し真っすぐの制球が低めに決まれば見逃し三振も取れたと思う」と余裕の面持ちで課題を挙げた。
 直球、変化球とも自在に操った。今季から手首の角度を変えたスライダーは鋭く曲がった。「凡打もあった。いい当たりもなかったし、試合でも全然使えると思う」と手応えは十分だ。好感触のテストを経て、エースはシーズンへ向かう。

 阪神の開幕投手候補の久保は初のオープン戦登板で先発し、4回を3安打無失点。打者の反応や投球感覚を確認し「やりたいことはできた」と手応えを口にした。

 4回以外は毎回走者を背負ったが、落ち着いた投球だった。2回1死満塁では細川と川崎を落ちる変化球で2者連続の空振り三振に仕留めた。変化球やツーシームなどを「思うように操れた」と納得の表情。昨季14勝を挙げ、チームの勝ち頭となった右腕は「開幕にベストになるようにしたい」と余裕を漂わせた。

続きを表示

この記事のフォト

2011年3月3日のニュース