岩本 1発に6打点 それでも謙虚「打席をいただいている立場」

[ 2011年3月3日 16:15 ]

3安打6打点と活躍した広島・岩本

オープン戦 広島11―1中日

(3月3日 福山)
 広島は3年目の岩本が1号2ランを含む6打点とアピールした。外国人枠を争う先発のジオは3回1失点の投球。2年目の今村も4回無失点の好投を見せた。中日は先発候補の川井、小笠原の両左腕が制球に不安を残した。

 プロ3年目の24歳は「僕はどんどんアピールしていかないといけない。打席をいただいている立場なので」と笑顔なしで話した。
 打った瞬間に分かる打球だった。五回1死二塁で、甘く入った球を見逃さず豪快に引っ張り、右翼ポール際にたたき込んだ。その前の三回2死満塁でも、左中間を破る走者一掃の二塁打を放った。

 キャンプ中盤からフォームのバランスを崩し、これまでオープン戦はフル出場しながら本塁打、打点ともになかった。前日も4打数無安打に終わっており、この日の試合前は一心不乱にバットを振り続けた。「思い切りが足りなかった」と反省し、一打席に集中して大きな結果を残した。

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2011年3月3日のニュース