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“抜いた速球”収穫!能見 先発で4回無失点

<ソ・神>能見(中)の好投にご機嫌の真弓監督

オープン戦 阪神3―0ソフトバンク
(3月2日 ヤフードーム)
 進化の跡をまざまざと見せつけた。先発した阪神の能見が、4回を3安打無失点。MAXは140キロにとどまったが、確かな収穫のあるオープン戦初登板となった。

 「ゼロでいけたのはよかった。第一歩としてはまずまずです。変化球は思ったより変化する。(捕手・藤井には)緩急をつけながらピッチングしたいと伝えていた」

 象徴的なシーンは2回だった。2死一、二塁のピンチを迎えたが、細川をチェンジアップで一ゴロ。初球から3球続けたストレートが残像となり、完全にタイミングを外す1球となった。先発として少しでも長いイニングを投げ抜くために、緩急を駆使するのが今シーズンの大きなテーマの一つ。力投派からのイメチェンは、4回にも見て取れた。

 1死一塁から、松中を打ち取った128キロも何とストレートだった。その正体は、春季キャンプ中から「試したい」と語っていた“抜いた速球”。ツーシーム気味の軌道を描いていたため、捕手・藤井は「右打者にはいいかもしれないけど、外から中へ入ってきたので、左にはちょっとね」と慎重だったが、これまたタイミングを狂わせた。

 「真っすぐの精度を確かめたかったけど、しっくり来ていない」

 体調は万全とはほど遠かった。安芸キャンプの終盤では、180球にも及ぶ投げ込みを敢行。肩のスタミナ強化に励んだ一方、疲労はピークに達していた。そのため、速球はほとんどが130キロ台の中盤。それでもバッターが差し込まれたのは、貫禄のピッチングと呼べる。「いい状態ではなかったけど、それなりに投げてくれた」。抜群の安定感に、真弓監督の信頼も揺るがなかった。

 「まずはローテを勝ち取れるようにしたい。足下を見て、慢心のないようにしたいです」

 誰もが認める左のエースは、謙虚に会見を締めくくった。久保と一騎打ちの様相を呈している開幕投手レース。まれに見るハイレベルな争いは、盤石な先発陣の裏付けでもある。

[ 2011年3月3日 06:00 ]

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