２日目から“解禁”　松井「きのうよりスムーズに走れた」

ベースランニングするアスレチックス・松井

　キャンプ２日目の２２日、アスレチックスの松井秀喜外野手はスパイクを履いてベースランニングをこなした。古傷の左膝の状態を気にしていた昨年は、キャンプ１０日目になるまで本格的なベースランニングを自重した。ゲレン監督からは無理をしないようにと気遣われたが、２日目から仲間と一緒に取り組んだ。

　本塁から一塁、一塁から三塁へなど、全力ではないにしても、足の運びに不安を感じさせなかった。「全然、大丈夫ですよ。きのうよりもっとスムーズに走れた」と松井。その表情は明るく、準備運動中にはハワイ出身の日系３世、正捕手のスズキと談笑。フリー打撃ではめったにしない空振りも、冗談のネタにした。

　「彼の攻略法を考えないといけない。沈んだり、曲がったりする。あれは救援でいけるよ」。マウンドのかなり手前から投げたコーチのくせ球に面食らったようだ。（共同）