5番20発いける!張本氏 ハム中田の進化に「あっぱれ!」

[ 2011年2月23日 09:06 ]

中田(左)にアドバイスする張本氏

 5番を任せられる。スポーツニッポン新聞社評論家の張本勲氏(70)が22日、沖縄・名護で日本ハム・中田翔内野手(21)を直撃。4年目の成長ぶりを大絶賛した。紅白戦で2安打した中田に、試合後はアドバイスを送る場面も。この模様は27日のTBS「サンデーモーニング」(午前8時から)で放送される。

  ×  ×  ×  

 去年までと別人だ。握手した中田の手から相当に振り込んでいるのが分かった。技術的にはステップ幅。10センチ以上短くなり、左足の爪先も開かない。これで左膝に余裕が生まれ、崩されても拾えるようになった。

 最も進歩がうかがえたのが3回だ。外角低めに落ちる変化球を、体勢を崩しながら遊撃の頭上へ。惜しくも捕られたが、去年までなら確実に空振りしていた球だ。5回の左前打も外角の難しい球。こうした球を拾えると打率を稼げるようになる。

 本人に聞くと「今年は気持ちから変えようと思ってやってるんです」と言う。「打撃は波があるので一から確認できるようメモを取ってます」とも。その姿勢も取り組み方もいい。5番を打てるぞ、と伝えると自信ありげな顔つきだった。

 打撃で一番難しいのがステップ幅の矯正だ。特打では左肩と左足が同時に出ていく欠点がたまにのぞくと指摘したが、本人も分かっていたので心配ない。梨田監督が辛抱して使えば、最低でも20本塁打、打率2割8分はいけるから5番を任せていい。中田の進化に「あっぱれ!」である。

続きを表示

2011年2月23日のニュース