中込氏帰国 起訴事実認めるも八百長関与否定

[ 2011年2月22日 06:00 ]

2年1カ月ぶりに帰国した元阪神の中込伸氏

 台湾のプロ野球八百長事件で詐欺罪により懲役1年8月、執行猶予4年の有罪判決が確定していた元阪神投手の中込伸氏(41)が21日、関西国際空港着の航空機で帰国。事件の関与を否定し、潔白を主張した。

 帰国は09年1月以来。空港で美加夫人(47)ら家族に出迎えられ「やってもいないことを認めるのは苦しかった。しかし裁判で争えば、3~4年かかる。早く家族の元に帰り、生活を立て直すべきだと、やむなく判断した」と語った。中込氏は裁判で当初、起訴事実の一部しか認めなかったが、執行猶予付き判決を得て早期帰国するため、起訴事実すべてを認めた。執行猶予の条件である180万台湾元(約510万円)を1月下旬に納付。検察側が渡航制限を解除した。今後は「自分の潔白を認められるようになれば」と社会的な地位回復を求めていく。

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2011年2月22日のニュース