プロVS大学生、3月と8月限定でOK

[ 2011年2月17日 06:00 ]

 日本学生野球協会は16日、都内で評議員会を開催し、日本学生野球憲章改正により大幅に緩和されたプロ、アマ交流に関する運用規則を承認した。3月1日から施行されプロと大学生の試合が認められる。同協会の八田英二会長(62)は「今まで(交流に)制限があったが、新憲章の精神に基づき認めることになった。技術力向上の場ができた」とした。なお、高校は対象から外れた。

 試合の実施時期は大学の授業が休みとなる3月と8月限定で、観客から入場料を徴収することは認めない。プロアマ交流へ大きな一歩に元巨人の慶大・江藤省三監督(68)は「メリットだけでマイナスはないと思う。学ぶところはたくさんあるし、実際に目で見て実感できるのは大きい」と歓迎する意向を示した。またプロ選手がオフに母校で練習する際、他校出身の選手を同行したり、恩師の転勤のため母校以外で練習することなども認められた。

 ▼日本高野連・奥島孝康会長 (プロとの交流について)必要という認識はわれわれにもあるが、特定の高校ばかり利益を得るというのでは全国大会は成立しない。将来的に大学のような形?ありえない。

続きを表示

2011年2月17日のニュース