オリから移籍の左腕、開幕争い“殴り込み”

[ 2011年2月15日 06:00 ]

ブルペン入りした山本。尾花監督が見守る中で投球練習を行う

 オリックスから横浜に移籍した左腕、山本が開幕投手争いに名乗りを上げた。これまで3・25の巨人戦(東京ドーム)先発は三浦、清水、大家ら右腕の名が挙がっていたが「横浜の開幕は右投手という中で僕の名が挙がれば、あるある詐欺的にはいいですよね」と冗談交じりながら、自身初の大役に色気を見せた。

 雨で紅白戦が中止となり、ブルペンで50球を投げ込んだ左腕に尾花監督も「力もあるし実績もある。彼はゲームで見栄えする。開幕戦?相手(巨人)を混乱させるのではなく翻ろうしてもらいたいよね」と可能性を示唆した。

 オリックス時代に交流戦で巨人相手に2試合に登板して1勝。昨年5月23日も、先発で6回1/3を7安打1失点と快投している。「調整は早いくらいです」と話す32歳のダークホースが、虎視眈々(たんたん)と大役を見据えている。 

続きを表示

2011年2月15日のニュース