「歓声うれしかった」「まだ不安の方が大きい」

[ 2011年2月14日 06:00 ]

<日本ハム・韓国サムスン>降板後にベンチで帽子をとりさいさつする斎藤

練習試合 日本ハム1―6韓国サムスン

(2月13日 名護)
 【日本ハム・斎藤に聞く】

 ――実戦登板を前にした心境は?(朝、選手宿舎から球場に移動中)

 「きょうは朝7時に起きた。朝食もゆっくりめでした。昨晩は捕手の鶴岡さんと2人で話しました。“基本的には直球中心で行きたい”と…。内角も突きたいですね」

 ――実戦登板を終えた感想は?

 「プロの打者の雰囲気を実戦という形で味わおうとした。結果的に1イニングを0点に抑えられてよかった」

 ――先頭の朴漢伊とライアン・ガーコにはフルカウントとなったが?

 「結果的に低めを意識した上でのボールだったので、それは“よし”としたい。ただ、思ったところに投げ切れていないので、それはこれからの課題」

 ――ファンから歓声が凄かったが?

 「うれしかったです。緊張はなかった。ファンサービスは結果を残すことが一番だと思っています」

 ――直球にこだわっているが、どんな直球を目指すのか?

 「打者は直球に差し込まれると、その後も直球を意識するもの。そうなればちょっと曲げるだけでも変化球が生きてくる」

 ――これで1度実戦を経験し、不安は消えた?

 「まだ不安の方が大きい。例えば内野ゴロでも1メートル、横にずれていたら安打になっていた。それに日本人選手が相手ではなかった。シーズンに入ってみないと不安が消えるかも分からないです」

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2011年2月14日のニュース